世界一の「金」の産出国
南アフリカは、金をはじめ、プラチナ、クロム、バナジウムの産出量が世界一。ダイヤモンドの産出国としても有名です。こうした一次産品の高騰が南アフリカランド(ZAR)に注目が集まった要因です。資源国通貨の変動要因の特徴は、「金相場」に連動することです。ニューヨーク市場などの「金先物相場」とも関連性が高いと言われています。
南アフリカの政策金利推移
金利は、過去に20%を超えたことがあり、一番低いときでも7%という高金利水準。2006年以降は上昇基調で推移してきました。南アフリカは、BMWやメルセデスベンツの生産地としても知られ、トヨタや日産も進出しています。2010年ワールドカップ開催へ向けて国内経済が活発化すると、さらに金利が上昇する可能性も。
ZAR/円のリスクヘッジ
スワップ金利狙いのFXでは、為替相場の下落によってスワップポイントがチャラになってしまうこともあります。これを少しでも抑えるためには、為替の変動をゼロに近づけられるような、相関性の低い通貨を組み合わせて買っておくことが必要です。
通貨ペア | 南アランド/円 相関係数(買いの場合) | |||
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計算期間1年 | 計算期間3年 | 計算期間5年 | 計算期間10年 | |
米ドル/円 | 0.7851 | 0.3935 | 0.1229 | 0.1595 |
ユーロ/円 | 0.7752 | -0.3471 | -0.0662 | 0.4415 |
ユーロ/米ドル | -0.6705 | -0.6063 | -0.1680 | 0.3318 |
ユーロ/カナダドル | -0.4309 | -0.2335 | -0.0781 | -0.0828 |
【参考サイト: SWAPPY 】
【相関係数とは】
2つの確率変数の間の類似性の度合いを示す指標。単位は無く、-1 から1 の間の実数値をとり、1に近いときは2つの確率変数には正の相関があるといい、そっくりな関係にあることを示します。逆に、-1に近ければ負の相関があるといい、そっくりと反対の関係にあることを示します。0に近いときはもとの確率変数の相関は弱く、関係が薄いことを示しており、
為替の値動きも小さく安定した通貨ペア関係であるといえます。
たとえば、ZAR/円と米ドルが相性が良いとされる理由には、アメリカ投資へのヘッジ(回避)として高金利通貨が買われたり、原油価格が急騰するとインフレ懸念から「金」が買われるということがあげられます。そうした経済事情では、南アフリカランド/円と米ドル/円の値動きが逆となるケースですが、相関表ではここ1年間の相関性は高くなっています。分散効果が期待できると考えられるのは、ユーロ/米ドル、ユーロ/カナダドルなどが相関性が低い通貨ペアです。
おすすめFX会社
会社(商品)名 |
(ZAR/JPY) |
(USD/JPY) |
資料請求 口座開設 |
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買スワップ | スプレッド | 買スワップ | スプレッド | ||
上田ハーロー 『上田ハーローFX』 |
37円 | 5銭 | 74円 | 3銭 | |
サイバーエージェント 『外貨ex』 |
36円 | 5銭 | 69円 | 2銭 | |
FXプライム | 35円 | 6銭 | 75円 | 4銭 | |
セントラル短資FX | 35円 | 5銭 | 72円 | 4銭 | |
NTTスマートトレード 『スマートex口座』 |
35円 | 6銭 | 72円 | 5銭 |
スワップ金利およびスプレッドは変動の可能性がありますので、表中の数値とは異なる場合がございます。お申込みの際は、各外為業者のウェブサイトなどで現在の数値をご確認くださいませ。