納得の価格で注文する
「今の価格から、あと10銭下がったら買いたい」とか、「この金額になったら売りたい」
こうしたケースでは、指値注文を利用します。 指値注文は「売りたい価格・買いたい価格」を指定して注文する方法で、別名『リミットオーダー』とも呼ばれています。 相場が円安に進むと予測するなら、現在よりも少し円高なレートで売り注文を、相場が円高に進むと予想するなら、現在よりも少し円安なレートで買い注文を出すのが正攻法です。
例えば、「1ドル=100円50銭~100円55銭」というレートで取引されている場合で、「1ドル=101円10銭」まで円高が進んだら買いたいというケース。 この場合、取引画面上で「1ドル=101円10銭の指値で買い注文」を出しておきます。
すると、為替が予想どおりの方向に変動し、レートが注文した価格に達した際に自動的に売買が成立します。 指値注文は「現在の価格よりもう少し低いレートで買いたい」、または、「現在の価格よりもう少し高いレートで売りたい」といった場合に、取引を予約しておける便利な注文方法です。
指値注文はココに気をつけよう
自分の指定した金額で売買できるのが指値注文のメリットですが、反面、そのレートがその金額に達しなければいつまで経っても売買できないことになります。 そうしたケースで考えられるのは、指値注文した値段が為替レートあまりにもかけ離れていることです。できるだけその時のレートに近い水準で注文を出すことが、約定する確率がより高くなるコツです。